玄関回り
グランドカバー
外構 適正価格
外構 相場
「相場を教えてください。」というお問合せは結構あります。そうですよね、見当もつきませんよねー。
建物価格を元に、その1割くらい。建物が1000万なら外構100万 (カーポート・テラス別)
もしくは「車を何台停められるか」を元に (車台数+1)×50万。2台ガレージなら 150万。
でも、あくまでも目安です。
境界ブロックの有無・道路勾配・道路幅員・敷地高低差 などによって大きく変わります。
庭は自由度が高い分、価格差も大きくなります。
土地探し 外構も考えて
土地の価格には理由がある
もともと土地を所有されている恵まれた方は別として、マイホームの第一歩は土地探しです。エリア・敷地面積・近隣環境・予算など考慮するとなかなかにぴったりの物件には巡り合わないものです。
中でも一番大きいのが予算じゃないでしょうか。
近隣より安い土地はなにかしらの要因があるものです。
その要因は大抵の場合外構費用増額と直結します。
造成・擁壁・セットバック・排水路などが必要となったりするので注意が必要です。
結局、回りの土地より高くなってしまったということもよくある話なのです。
緑の濃淡がわかりますか? 濃い部分は芝が密に生えているんです。この濃淡をなくしていくのが芝管理の目標です。
濃淡の原因を考えて手入れの方法を変えていきます。全体に水や肥料が行き渡るように不陸を調整し、踏圧を軽減するために遊具の場所を移動したり、芝刈の頻度や刈高を変えたりします。
猪口庭
ちょこっと庭
「坪庭」ならぬ「猪口庭」
お猪口のようにちょこっとだけの庭。坪よりずっとずっと小さい。
多分、私の造語です。
でもすこしのスペースでも土と緑があれば癒されるんですよねえ。水やりの手間も消毒もちょこっとだけ。剪定なんかほぼしなくていい植物を選んで ちょこっとだけの「猪口庭」
あなたのお宅でもいかがでしょうか。
外構・エクステリア・ランドスケープ 違いは
言葉のイメージ
ランドスケープ
風景を作る。正確には風景の元を作る。
私が庭を設計する時、一番先に見るところは 動かないもの・動かせないもの です。道路・電柱・看板・隣家・街並み。自由にできるのは自分の敷地内だけですから、あるものは受け入れていかねばなりません。さて、そこから家族を見て、家を見ます。
「いってきます」「ただいま」「おかえり」「おやつー」「お庭で遊びたい」「あら、いらっしゃい」「お茶でもいかが」等等
ありとあらゆるシーンを妄想します。(想像を通り越しているので妄想です)
主役はご家族ですが、客1客2通行人A・B たくさんの登場人物がいます。地域の中で生き生きと暮らす人間を含めての風景。
生き生きと暮らす為には毎日の生活に危険や不便があってはいけません。利便性・機能性だけでもいけません。「金に糸目はつけねぇぜ」という訳にもいきません。
それらを総合的にスリ合わせて、庭が出来上がっていきます。そして、そこで暮らす人がいて始めて庭は完成するのです。
産まれる
起源
なーんにもない 草だけ。
ここに家が建ち庭が出来、育みの暮らしが始まる。
夫婦、親子、兄弟の暮らしが始まる。
泣くのも笑うのも この場所
毎朝出かけていって帰ってくるのも この場所
ここがすべての原点
ここが貴方の還る場所
雑草
スズメノエンドウ
写真は「スズメノエンドウ」
野の草には動物の名を冠するものが多くあります。
キツネノボタン・ネコノメソウ・タコノアシなどなど
どれも普通に見かける いわゆる雑草。
でもね、名前を知ってしまうと雑草じゃなくなるんです。
「可愛い花を咲かせてるやん。がんばれー」なんて、
愛おしくなるんです。
庭の草引きーー雑草だと思うと抜きたくなりますが
名を知るとグランドカバーだと思えませんか?
造り過ぎない
成長
デザインする時に一番気をつけるのは、変化の余地があるということ。
住む人の家族構成・年齢・生活状況に応じて、できるなら住む人の手で改造していけるようにと考えます。
工事完了時に完成している庭にはフリースペースがありません。
造り過ぎない、もの足りないくらいで丁度良いのだと信じています。
庭は成長するのです。
呼吸
息づく
地面は呼吸しています。人も家も地面も同じ。
呼吸する地面は地力を持ちます。
草引きは大変ですね。コンクリートで固めたくなりますね。でも、少しだけ土地神様の息つける場所を残してください。
というのは観念上の話ですが、建物を守るためにも通気は必要だし、コンクリートと砂利と芝 真夏の表面温度は10度づつ違います。
コンクリートは必要最小限に留めたいところです。